水虫薬「エフゲン」を塗ったら皮がむけた!悪化した?サリチル酸の働きと注意すべき症状
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「エフゲンを塗り始めたら、足の皮がボロボロとむけてきた」「水虫が悪化したのでは?」初めてエフゲンを使う方なら、皮膚がボロボロめくれるのを見て驚くのも無理はありません。
エフゲンを使って皮がむけるのは、配合しているサリチル酸が角質をやわらかくするためです。これはエフゲンの特徴の一つです。皮がぽろぽろ・ボロボロとむけても、発疹・赤み・かゆみ・かぶれ・はれ・刺激感がなければ、皮むけだけを理由に「水虫が悪化した」と考えたり、使用を中断したりする必要はありません。添付文書の用法・用量に沿って使用してください。
この記事では、なぜ水虫薬「エフゲン」を塗って皮がむけるのか、皮むけが始まったときはどう使えばよいのか、どんな症状が出たら使用を中止すべきかを、画像とともに説明します。
容量や使い方、使用上の注意などをエフゲンの紹介ページで確認できます。
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「エフゲンを塗ったら悪化した」と感じる理由

エフゲンを塗る前は、足の指の間や足裏に少し皮むけがある程度だったのに、使い始めてから広い範囲の皮がめくれる。乾いた皮が靴下につき、床に落ちる。こうした変化を見れば、「エフゲンは効果がないのでは?」「塗らないほうがよかったのでは?」「エフゲンで逆に悪化したのでは?」と感じるかもしれません。
足裏が以前よりボロボロに見えると、不安になりますよね。皮がたくさんむけても、それだけで水虫が悪くなったわけではありません。めくれた皮の量だけで、エフゲンの効き目を判断することもできません。
皮がむける時期や量には個人差があります。塗り始めて数日で気づく方もいれば、しばらくしてから気づく方もいます。皮むけが目立たない方もいますが、むけないからエフゲンが効いていないということでもありません。
確認してほしいこと:皮むけの有無にかかわらず、使用中に赤み・かぶれ・はれ・刺激感などが出ていないかを確認してください。皮むけだけなら、見た目に驚いて使用をやめる必要はありません。
エフゲンの2つの有効成分と、それぞれの役割

水虫薬「エフゲン」は、ウンデシレン酸とサリチル酸を配合した第2類医薬品です。効能・効果は、みずむし、いんきんたむし、ぜにたむしです。
水虫薬として中心になるのは、原因の白癬菌に働きかける抗真菌成分です。エフゲンに配合したウンデシレン酸は、白癬菌に対する抗真菌作用を担います。もう一つのサリチル酸は、硬くなった角質をやわらかくして、薬剤が角質層へ浸透しやすい状態をつくります。
ウンデシレン酸には、足白癬と確認された104人を対象とした臨床研究があります。この研究では、ウンデシレン酸を使用した群の53%で臨床的・真菌学的な治癒が確認され、基剤または無治療の比較群では7%でした。エフゲンは、このウンデシレン酸とサリチル酸を組み合わせた水虫薬です。
※この研究はウンデシレン酸の粉末製剤を対象としたもので、エフゲンそのものの治癒率を示す数字ではありません。出典:Smith EBほか, “Topical undecylenic acid in tinea pedis: a new look,” International Journal of Dermatology, 1977年(PMID: 832943)。
サリチル酸は硬い角質にどう働く?

足の皮膚の表面には表皮があり、そのいちばん外側が角質層です。角質層は足を外からの刺激から守り、古くなった部分は少しずつ垢として落ちていきます。足裏は歩くたびに摩擦や体重による刺激を受けるため、角質が厚く硬くなりやすい場所です。
水虫の原因となる白癬菌は、角質層に含まれるケラチンを栄養にするカビの仲間です。足についた白癬菌が角質層に入り込み、そこで増えると、足の水虫(足白癬)になります。水虫の治療では、白癬菌がいる角質層に薬を届けることが大切です。
では、サリチル酸は硬い角質をどうやわらかくするのでしょうか。サリチル酸は角質層の細胞同士をつなぐ、いわば接着剤のような部分に働き、結びつきを弱めると考えられています。厚く重なった角質がほどけるように、古い皮がはがれやすくなるのです。角質層は一枚の板ではなく、薄い角質が何層も重なっており、細胞同士のつながりがゆるんでくると、表面から薄くめくれることもあれば、ある程度まとまってはがれることもあります。足裏ではもともと角質が厚くなっている部分もあるため、はがれた皮が大きく見えることもあります。魚の目やたこ用の製剤にもサリチル酸が使われるのは、この働きがあるからです。
エフゲンを塗り始めてから皮が薄くめくれたり、入浴中や靴下を脱ぐときにぽろぽろ落ちたりするのは、エフゲンに含まれるサリチル酸の働きによるものです。だから、皮むけが目立つことがあっても、それだけで水虫が悪化したわけではありません。
むけかけた皮を手で引っ張ったり、軽石などでこすったりしないようにしてください。無理にはがすと皮膚を傷つけることがあります。自然にはがれてくる部分はそのままにし、足をやさしく洗って清潔に保ちましょう。
※画像はサリチル酸が角質に働く様子を説明したイメージです。
なぜサリチル酸とウンデシレン酸を組み合わせているの?

水虫の原因となる白癬菌は、足裏や足の指の間の角質層に入り込みます。エフゲンは、サリチル酸の硬くなった角質への働きと、ウンデシレン酸の白癬菌への抗真菌作用を一つの薬として組み合わせています。
サリチル酸が角質をやわらかくして、薬剤が浸透しやすい状態をつくる。そこへ、ウンデシレン酸が白癬菌に働きかける。この2つの役割を組み合わせたのが、水虫薬「エフゲン」です。
皮むけはサリチル酸の角質への働きに伴う変化ですが、皮をたくさんむくことが治療の目的ではありません。むける量を増やそうとして、塗る回数を増やしたり、皮をこすって落としたりしないでください。
使い方の基本
用法・用量は、1日1~2回、適量を患部に塗布です。塗るタイミングの一番のおすすめは入浴後です。入浴時には足をやさしく洗い、水分を拭き取ってから使いましょう。
※湿ってただれた患部、亀裂や外傷のある患部、湿疹には使用できません。
皮むけはエフゲンの特徴。ただし、こんな症状には注意

このブログでお伝えしたいのは水虫薬エフゲンを塗って皮がむけても、それはエフゲンの通常の作用であることが多いということです。サリチル酸が硬い角質をやわらかくするため、古い角質がはがれるように見えることがあります。赤みなどの異常がなければ、皮むけに驚いて治療を途中でやめる必要はありません。
ただし、皮むけとは別に、添付文書に記載された次の症状が現れた場合は対応が変わります。
発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、はれ、刺激感が出た場合
副作用の可能性があるため、直ちにエフゲンの使用を中止し、製品の添付文書を持って医師・薬剤師・登録販売者に相談してください。赤みがなくても、強いかゆみや刺激感などが出ていても同様です。
エフゲンの皮むけを知っておけば、必要のない途中離脱を避けられます。皮むけだけなら用法・用量どおりに使用を続ける。発赤・かぶれ・刺激感などが出たら中止して相談する。この違いを覚えておいてください。
エフゲン60mL 2本セットを詳しく見る・購入する →この記事に関するよくあるご質問
エフゲンで皮がむけるのはなぜですか?
エフゲンを使うと、皮むけはいつから始まりますか?
エフゲンを塗っても皮がむけない場合、エフゲンは効いていないのですか?
エフゲンでむけかけた皮は、取ったほうがいいですか?
エフゲン使用中にどんな症状が出たら、使用を中止すべきですか?
<この記事の執筆・発信元>
この記事は、大源製薬株式会社の薬剤師が執筆・編集し、公式オンラインショップ「大源製薬 公式SNSセレクトショップ」が公開しています。大源製薬株式会社は、水虫薬「エフゲン」を50年以上にわたり製造・販売しています。
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